公演情報

音楽/その他

音楽堂・伝統音楽シリーズ 聲明「月の光言(こうごん)」

公演日時: 2017年11月04日(土) 15:00開演 (14:00開場)
14:30からプレ・トーク  

チラシPDF


木のホールで体感する 時代を超える声の伝統 

 音楽堂伝統音楽シリーズの第二弾は、日本を代表する宗教音楽であり、日本の伝統音楽の源流でもある「聲明(しょうみょう)」の、圧倒的な声の世界をご紹介します。

 題して「月の光言(こうごん)」。「光言」とは光明真言(こうみょうしんごん)のこと。真言宗において古来最も重要視される大日如来の秘密心呪で、〈オンアボキャベイロシャノウマカボダラマニハンドマジンバラハラバリタヤウン〉の梵語二十三文字から成ります。

 この光明真言普及の先駆者、明恵上人(みょうえしょうにん)が本作品の主役です。明恵上人は、澄んだ心に有明の満月を観じて、宇宙との一体感を観想する「月輪観(げちりんかん)」を修し、光明真言の功徳によって亡者のもろもろの罪障を取り除き西方浄土に導く「光明法」を修しました。月を詠んだ和歌も多く、月へのまなざしことのほか深き人でした。

本作品は、「散華(さんげ)」「錫杖(しゃくじょう)」などの古典と、気鋭の作曲家桑原ゆうが光明真言や明恵上人の和歌で創作する新作聲明を織り交ぜた構成で、上人が峯の禅堂へ上がり、静かに真理を追求して暁まで瞑想坐禅する姿を描き出していきます。

 ホール内を行道する天台・真言両宗合わせて数十人の僧侶たちの、ちからある声の響き、受け継がれてきた祈りの所作…。

 木のホールが、時代を超えた祈りの空間に変貌するひとときを、ぜひご体験ください。

 

*聲明とは

仏教経典を僧侶が旋律をつけて唱和する声楽で、儀式の中で1200年にわたり僧侶たちが伝えて来た。
仏教が起こったインドで生まれ、中国経由で日本に伝来。
その歴史性と音楽性から、キリスト教のグレゴリオ聖歌と共に優れた宗教音楽として高い評価を得ている。

 

*明恵上人について

鎌倉時代の高僧。京都・栂尾高山寺開祖。光明真言普及の先駆者。承安3(1173)年紀州生まれ。日本語による代表的な聲明『四座講式』の作者。19歳より生涯夢を記録し続け(『夢記』)、歌人として月を多く詠んだ。貞永元(1232)年60歳で至寂。

 

音楽堂・伝統音楽シリーズ 関連講座
「明恵上人と聲明―日本の語り物音楽の源流『四座講式』について」

2017年10月18日(水)14:00~15:30(受付開始13:30)
講師:新井弘順(真言宗豊山派宝玉院住職)
場所:神奈川県立図書館4階セミナールーム
聴講料:1,000円(要事前申し込み・聴講料当日・定員50名)

▼詳細はこちらより。
http://www.kanagawa-ongakudo.com/info_detail?id=1025

出演

声明の会・千年の聲(天台・真言両宗の僧侶たち)
構成・演出:田村博巳

プログラム

「月の光言」古典聲明と新作聲明(作曲:桑原ゆう)

プロフィール

◆声明の会・千年の聲 (しょうみょうのかい・せんねんのこえ)
千二百年の伝統を誇る日本の音楽の貴重な財産である「聲明」。その伝統の継承と発展を目的に、日本の聲明の二大潮流を成す真言宗の孤嶋由昌、新井弘順と天台宗の海老原廣伸、京戸慈孝の四人の指導者が宗派を越え、1997年に「聲明四人の会」として結成した。国立劇場の田村博巳を演出家に、NPO法人魁文舎の花光潤子をプロデューサーとして、スパイラルホールでの定期コンサート「千年の聲」を基盤に活動を開始した。30数名を越える中堅、若手メンバーの著しい成長から2003年に「声明の会・千年の聲」と改名。古典作品の紹介と優れた作曲家に委嘱する新作聲明を発表し、聲明のもつ伝統の深さと現代への可能性を追求している。
主な委嘱作品として、高橋悠治作曲「大いなる死の物語」、権代敦彦作曲「聖なる火/聖なる光―浄火/光明」、藤枝守作曲「風の歌」「夜の歌」、吉川和夫作曲「論義ビヂテリアン大祭」、寺嶋陸也作曲「無一物の生―良寛に寄せて」などがある。
2014年3月には、アメリカ三都市を巡演。9.11テロの鎮魂の曲「存亡の秋」をNYマンハッタンの教会などで上演した。
CDリリースに鳥養潮作曲「阿吽の音」、「存亡の秋」(㈶ビクター伝統文化振興財団)がある。

◆桑原ゆう(作曲家)
1984年生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、同大学大学院音楽研究科(修士課程)修了。佐藤眞、久行敏彦の各氏に師事。在学中より国内外の音楽祭、セミナー等に参加し作品発表を始め、アカデミー・シュロス・ソリテュード(ドイツ)、武生国際音楽祭、impuls(オーストリア)、ミラノ国際博覧会、ロワイヨモン作曲講習会 “Voix nouvelles”などで作品が取り上げられている。第74、75、78回日本音楽コンクール作曲部門入選。2009年度トーキョーワンダーサイト国内クリエーター制作プログラムに選抜。一部の作品はEdition Wunn(ドイツ)より楽譜が出版されている。近年は声明や民俗芸能の取材を重ね、それらを扱う作品を精力的に発表、また、同世代の演奏家と立ち上げた「淡座」で古今亭志ん輔氏との公演を重ねるなど、日本の音と言葉を源流から探り文化の古今と東西をつなぐことを主なテーマに創作を展開。他、NHKラジオドラマ、ファッションブランドのランウェイショーなどの音楽を作曲し、様々な分野と交流して創作活動を行っている。http://3shimai.com/yu/

チケット発売

06月17日 : かながわメンバーズ(KAme)先行発売(インターネットのみ)
かながわメンバーズ(KAme)とは?
06月24日 : 一般発売

料金

全席指定 一般4,500円、学生(24歳以下)2,000円

※特別ペア(おふたりで)8,000円のお取扱いは終了いたしました。

※特別ペア券・学生券は、チケットかながわのみで取り扱います。枚数に限りがあります。
*このほか、チケットぴあ(Pコード335-382)、イープラスでも販売しています。

助成

平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

託児サービス

託児料:お子様1人あたり2,000円
(お問い合わせ/お申し込み)マザーズ 電話0120-788-222(土日祝日をのぞく10時~12時、13時~17時)公演1週間前までに要事前予約。

関連講座「明恵上人と聲明―日本の語り物音楽の源流『四座講式』について」

音楽堂・伝統音楽シリーズ 関連講座
「明恵上人と聲明―日本の語り物音楽の源流『四座講式』について」

 1200年の伝統を持つ聲明は、日本音楽の源流であり、のちの「平曲」「能」などの「語り物」音楽に大きな影響を及ぼしています。本講座では、聲明の第一人者であり、音楽堂公演にも出演する新井弘順師を迎え、聲明について、またその代表曲『四座講式』の作者、明恵上人についてご紹介します。新井師による実演や、聴講の皆さんに聲明を唱えていただく体験も織り込みます。
 音楽堂伝統音楽シリーズ・聲明『月の光言』をより深く味わうために、是非ご聴講ください。

2017年10月18日(水)14:00~15:30(受付開始13:30)
講師:新井弘順(真言宗豊山派宝玉院住職)
場所:神奈川県立図書館4階セミナールーム
聴講料:1,000円(要事前申し込み・聴講料当日・定員50名)

【お申込み方法】
①電話、②Eメール、③FAXいずれかの方法でお申込みください。
※定員になり次第締め切ります。

◆記載事項◆
○お名前
○参加人数
○電話番号(自宅/携帯問わず)

<①電話でのお申込み方法>
お電話番号:神奈川県立音楽堂 TEL:045-263-2567(受付時間9:00~17:00/月曜休み)
上記の◆記載事項◆の内容をお伝えください。

<②Eメールでのお申込み方法>
送信先:gyoumuka4@kanagawa-af.org
件名に「10月18日講座出席希望」とご入力の上、本文に上記の◆記載事項◆の内容をご入力ください。
※Eメールの受信可否設定をされている方は、当財団のドメイン「kanagawa-af.org」を受信できるように設定の上お申し込みください。

<③FAXでのお申込み方法>
FAX番号:神奈川県立音楽堂 FAX:045-243-6216
上記の◆記載事項◆の内容をご入力ください。

お問い合わせ:神奈川県立音楽堂 045-263-2567(9:00~17:00/月曜休館)
主催=神奈川県立音楽堂(公益財団法人神奈川芸術文化財団) 共催=神奈川県立図書館

お問い合わせ

神奈川県立音楽堂業務課  045-263-2567(9:00~17:00 月曜休館)

主催

神奈川県立音楽堂[公益財団法人神奈川芸術文化財団]

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