先週土曜日「音楽堂で聴く聲明」公演が満席の中で行われました。
西行の和歌に合わせた聲明や箏曲など新作発表もありましたが
多くの観客のみなさんには満足していただけたのではないかと思います。
演出の色々な工夫では、客席に僧侶たちが並び立ち聲明を唱えたりしましたが
その他にも蓮の花びらを模った散華が舞台上方から舞い降りてきました。
西行の和歌「願はくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月の頃」の朗詠演奏では桜が散るイメージと相乗され、諸行無常を感じさせるものとなりました。
公演終了後、その散華を観客のみなさんの何人かの方が持ち帰るために舞台から拾い集めていました。
アンケートの中には「亡くなった夫や父母を想って涙した」というような感想もありました。
宗教音楽としての聲明の力を改めて感じました。(竹)