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指揮者濱田さんの語る オペラ「オルフェオ」

先日「オルフェオ」スタッフミーティングの後、音楽監督であり指揮の濱田芳通さんにお話を伺ってきました。
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◆400年前の音楽のどんな点が魅力ですか?
日本の音楽もその他の民族音楽もグレゴリオ聖歌も、もともとひとつの旋律しかなかった。
それをモノフォニーといいます。それを重ねてみたのがポリフォニー。
ポリフォニーが複雑になりすぎてしまったので、ひとつの旋律と伴奏というスタイルであるホモフォニ(モノディー)がこの時代に生まれてきて、今でも続いているわけです。
そいう偉大な様式が誕生した瞬間のパワーがこの時代の音楽にはあります。
それから、その前の時代を引き継いで、旋法で書かれていること。
例えば皆さんがパッフェルベルの『カノン』とかがいい曲だなぁと思うのは、全部旋法がいいんですよ。暗い曲なのか明るい曲なのか決まらずに、和音ごとに暗い明るいが出てくるので、そこで感情の揺れというのが出てくるわけです。
グリーンスリーヴスとか、アイルランド系の曲などもそうですね。
短調や長調がはっきりしていなくて、なんとなく物悲しいような薄ら笑いのような、情感に直接訴えるようなところがある。
音楽の作り方という点で、この二つが同時にあわさって、特徴的で、一種独特の味わいがでてくるのです。
もう一つ興味深いのは、モンテヴェルディの時代は、まだ魔女とか、超能力者が仕事をしていた時代で、音楽も非常にダイレクトに天国とつながっていた。非常にスピリチュアルな感じが、音楽からすごく感じられます。

◆今回はどんな演奏にしたいですか?
僕は芸術をやっている以上は、今までと違ったことをやることが必要だと思うので、いいものは継承しつつ、新しい解釈でやりたい。
普段古楽でやられているよりは「歌的」で。
ちょっと民族音楽からも取り入れたりして、通奏低音も自由が任されているので、ジャズの方がコードから展開させるみたいに、僕が本当だと感じられるものをやりたい。
1607年を超えるオルフェオをやる。モンテヴェルディの譜面をそのとおりやったら彼は怒るでしょうからね!

いわゆる古典の再現ではなく。
2007年に生きている僕らがやるオルフェオを是非、ご覧ください。
(2007年10月9日(火)17時 鷹羽スタジオにて 聞き手:神奈川県立音楽堂)

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2007年10月25日 13:55に投稿されたエントリーのページです。

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