公演情報

クラシック

音楽堂ヘリテージ・コンサート Ongakudo Heritage Concert

アンサンブル・アンテルコンタンポラン
Ensemble InterContemporain

公演日時: 2021年08月29日(日) 15:00開演 (14:30開場)  

ブーレーズが設立した、世界最高の現代音楽集団がモダニズムの音楽堂に登場。いまここで、同時代が呼ぶ生き生きとした音楽表現、モダニストたちのスピリットが鮮やかに立ち現れる。

 

音楽堂でアンサンブル・アンテルコンタンポラン(EIC)を聴く。これほどワクワクする刺激的な体験があるだろうか?

InterContemporain=同時代の中心で/交信する、というネーミングの文字通り、管弦楽曲からハンドクラッピングに至るまで、あらゆる楽器編成に柔軟に対応して、くっきりと時代の真っ芯を通す柱のように存在し、いまここで時代が呼ぶ音楽を自在に実現する、世界最高の現代音楽集団だ。20世紀を代表する指揮者、作曲家だったピエール・ブーレーズは、1970年当時のフランス大統領、ジョルジュ・ポンピドーから、戦後、ドイツに芸術の最先端の株を奪われかけていたフランスで、パリ中心部にのちに燦然と輝く現代芸術の砦、ポンピドー・センターと、そこに付属する現代音楽センター(のちのIRCAM)を創る構想を聞き、そこで活躍し、新しい音楽のアイデアを人々の目の前で実現してみせる、クリエイティヴィティに満ちた常駐の音楽家集団が必要だと考えた。こうして、31名の傑出した音楽家たちが集められた。そのメンバー一人一人がソリストであり、歴代のメンバーにはかつて在籍したピアニストのロラン=エマールやチェリストのジャン・キアン・ケラス、いまも活躍する永野英樹など、錚々たる名が連なる。EICに在籍した、ということはそれだけでその音楽家が強靭な演奏力と鋭い知性、卓越した音楽性を持っていることの証になるのだ。

EICはアンサンブル・モデルンほか世界にあまたある現代音楽アンサンブルの最高峰だ。ベリオやリゲティ、クセナキスなどの作品をまさに20世紀の「クラシック作品」としてとりあげるかと思えば、たった今生まれようとしている若い世代の新作も同じように力強く表現する。1400曲を超えるというレパートリーの全てに共通するのは、彼らの驚異的な力にかかると、どの曲も鮮やかに、生き生きと、格調高く、美しく魅力的な命をもって動き出すということだ。一生に一度は彼らの目の覚めるような音楽を全身で浴びてほしい。それがあなたの全く知らない曲で、最初の数秒は「おなじみのゲンダイオンガク」だと思ったとしても、数分聴き続けるうちにあなたは引き込まれ、音楽のすばらしさ、室内楽の魅力に心の底から湧き上がるような喜びを覚えるはずだ。

彼らが活動を開始した当時のパリでは、音楽堂を設計した前川國男の師である建築の世界三大巨匠の一人、ル・コルビュジエらのモダニズム建築の保護運動も世界に先んじて始まっていた。評価の定まった歴史的作品だけでなく、作家が生きている同時代の優れた建築や表現も、未来へ残すべき貴重な遺産である、という確固たる信念、芸術への揺るがない審美眼を確立したパリは、鮮やかにふたたび世界の芸術の首都として蘇った。

今回EICは音楽堂のための特別なプログラムを用意している。パリに学んだ前川が戦後の焼け跡の中、日本で最初の公立の音楽専用ホールとして設計したモダニズム建築、音楽堂を、どのように鳴らし、輝かせるだろうか。その瞬間に是非お立会いいただきたい。


 

2021年春からスタートする<音楽堂ヘリテージ・コンサート>

開館以来多くの名手が訪れ「リビング・ヘリテージ(生きた遺産)」となってきた音楽堂で、次世代につなぐ人類の至宝(ヘリテージ)となりうる名手たちによる音楽の真髄を、主催、共催とりまぜておとどけする2021年春からの新シリーズです。お得なセット券も発売。ぜひ「木のホール」の美しい響きで、世界一流の音楽をお楽しみください。

<2021年度ラインナップ>

Ⅰ. 4/9(金)オリ・ムストネン ピアノ・リサイタル
Ⅱ. 5/1(土)コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)ベートーヴェンへの旅「悲愴」
Ⅲ. 8/29(日)アンサンブル・アンテルコンタンポラン
Ⅳ. 9/18(土)プラハ・フィルハーモニア管弦楽団
Ⅴ. 9/26(日)イ・ムジチ合奏団
Ⅵ. 11/27(土)ミハイル・プレトニョフ ピアノ・リサイタル
Ⅶ. 12/24(金)ゲルハルト・オピッツ ピアノ・リサイタル

<お得なセット券> 発売日、価格の詳細は下記チケット欄をご覧ください。

●年間セット券 Ⅰ~Ⅶ 全7公演 豊かな響きで多彩な室内楽の醍醐味を1年通してお愉しみ下さい!
●ピアノセット券 Ⅰ,Ⅱ,Ⅵ,Ⅶ 4公演 いずれおとらぬピアノの巨人たちの超絶演奏をお聴き比べ下さい!
●アンサンブルセット券  Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ 3公演 各分野で究極のアンサンブルを聴かせる世界一流の演奏をどうぞ!


<開場・開演に合わせてJR桜木町駅から無料シャトルバス運行>

予約不要・運賃無料でJR桜木町駅前バスターミナルからシャトルバスを運行しています。乗り場はこちらをご覧ください。公演によって運行時間は違います。本公演の桜木町駅発車時間:①13:55 ②14:10 ③14:25 ④14:40 *①②のバスは開場前に音楽堂に到着します。


ご来場前に必ずお読みください。

神奈川県立音楽堂における新型コロナウイルス感染症拡大防止の取り組みとご来場のお客様へのお願い

出演

アンサンブル・アンテルコンタンポラン
Ensemble InterContemporain

プログラム

リゲティ、一柳慧、
20世紀―21世紀のフランス音楽 ほか
(詳細は追って発表)
*曲目等は都合により変更になる場合があります。予めご了承ください。

プロフィール

アンサンブル・アンテルコンタンポラン
Ensemble InterContemporain

アンサンブル・アンテルコンタンポランは、1976年、ピエール・ブーレーズが、当時の文化大臣、ミシェル・ギー、著名な芸術支援者ニコラス・スノーマンの協働と支援を受けて設立した「ソリストたちのアンサンブル」である。
アンサンブルの31人のメンバーは全員がソリストとしての優れた力量と活動実績を持ち、20〜21世紀の音楽への情熱を共有している。メンバーは恒久的な契約で雇用され、アンサンブルの主要な目的である若い音楽家や一般の聴衆のための演奏、そして新しい音楽の創造、教育活動に携わっている。現代を代表する作曲家の一人である、音楽監督、マティアス・ピンチャーの芸術的指導の下、作曲家と緊密に協力し、楽器演奏の技術を徹底して探求する一方、さらに音楽、ダンス、演劇、映画、ビデオ、視覚芸術と連携したプロジェクトを開発している。
アンサンブル・アンテルコンテンポランは、フランス国立音響音楽研究所IRCAMと共同で、合成音の生成の分野でも活躍している。一部の作品は、パリ市長財団の支援を受け、定期的に新しい作品への委嘱と発表が行われている。
さらにアンサンブル・アンテルコンタンポランは子ども向けのコンサート、学生向けのクリエイティブワークショップにも取り組んでおり、未来の演奏家、指揮者、作曲家向けのトレーニングプログラムなど、音楽教育に重点を置いていることでも知られている。
フランス政府文化通信省、パリ市議会から資金提供と支援を受け、シテ・ドゥ・ラ・ムジーク–フィルハーモニー・ド・パリを本拠地に、フランス国内外で演奏と録音を行い、世界中の主要なフェスティバルに参加する、フランスを代表するアンサンブルである。オフィシャルサイト https://www.ensembleintercontemporain.com/ 

チケット発売

01月26日 : かながわメンバーズ(KAme)先行発売(インターネットのみ)
かながわメンバーズ(KAme)とは?
01月28日 : 一般発売

料金

<全席指定・税込み>
単独券 
S席 4,000円 
A席 3,500円 
シルバー(65歳以上・枚数限定) 3,500円 S席より選択可*
U24(24歳以下・枚数限定)2,000円 S・A席より選択可*
高校生以下(枚数限定) 0円 要事前予約・発券手数料はかかります。*
車椅子席S席 4,000円(付添席1名無料)*

◎音楽堂ヘリテージ・コンサート セット券(各公演の一般券またはS席のお得なセット。公演ごとに座席指定)*
年間セット券(シリーズ全7公演) 43,000円 ← 47,500円のところ
アンサンブルセット券(アンサンブルアンテルコンタンポラン/プラハ・フィルハーモニア/イ・ムジチの全3公演) 23,500円 ← 26,000円のところ

●単独券 / アンサンブルセット券 4月以降発売 詳細は追って発表
●音楽堂ヘリテージ・コンサート 年間セット券 
KAme会員先行予約 1月26日(火)先行予約 1月28日(木)一般発売

シルバー・U24・高校生以下・車椅子・音楽堂ヘリテージ・コンサートセット券はチケットかながわのみにて取り扱い


お問い合わせ

神奈川県立音楽堂(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)  045-263-2567(9:00-17:00 月曜休館)

主催

神奈川県立音楽堂[公益財団法人神奈川芸術文化財団]

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