庄司紗矢香 音楽とことば 未来への回帰 チラシ(表)

庄司紗矢香 音楽とことば 未来への回帰 チラシ

庄司紗矢香 写真

庄司紗矢香 ©Laura Stevens

モディリアーニ弦楽四重奏団 写真

モディリアーニ弦楽四重奏団 ©Luc-Braquet

ベンジャミン・グローヴナー 写真

ベンジャミン・グローヴナー ©Andrej Grilc

平田オリザ 写真

平田オリザ

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シリーズ「新しい視点」

庄司紗矢香 音楽とことば 未来への回帰

音楽とことばのダイアローグで紡ぐ「新しい」協奏曲のカタチ

国際的に活躍するヴァイオリニスト、庄司紗矢香と、気鋭の演奏家仲間たちが音楽堂に登場!日本を代表する演出家、平田オリザの書き下ろした台本と演出で、ショーソン「ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲」を軸にした「音楽・空白・ことば」の新しい鑑賞体験を創造します。

  • 日時 2023/9/20(水)19:00 開演(18:15 開場)
  • 会場 ホール
  • 料金 全席指定・税込 一般 6,000円 U24(24歳以下)3,000円 ※シルバー・高校生以下予定枚数終了
  • KAme
    先行
    2023/4/22(土)
  • 一般発売 2023/5/6(土)
  • お問い
    合わせ
    チケットかながわ 0570-015-415(10:00~18:00、年末年始を除く)

出演者・プロフィール

庄司紗矢香(ヴァイオリン)

「絶大なスタミナと何事にもひるまない精神、希有な音楽家」とグラモフォン誌に評された庄司紗矢香は、テミルカーノフ、メータ、ノセダ、ヤンソンス、P.ヤルヴィなどの指揮者や、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー響、マリインスキー歌劇場管、NHK交響楽団、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管といった世界を代表するオーケストラと共演を重ねている。近年にはオラフソンやカシオーリとのリサイタルツアー、V.アシュケナージ指揮フィルハーモニア管、サロネン指揮フィルハーモニア管、テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルク・フィルハーモニー響、クリーヴランド管などと共演。録音では、2022年にはカシオーリとの新しいアルバム「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集」がリリースされた。1999年にパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで最年少および日本人として初めて優勝。2010年芸術選奨新人賞、16年毎日芸術賞を受賞。使用楽器は上野製薬株式会社より貸与された1729年製ストラディヴァリウス“レカミエ(Recamier)”。

©Laura Stevens

 

モディリアーニ弦楽四重奏団

アムリ・コエトー(ヴァイオリン)、ロイック・リョー(ヴァイオリン)、ローラン・マルフェング(ヴィオラ)、

フランソワ・キエフェル(チェロ)

パリを拠点に活動、2023年に創設20年を迎えた。世界の名だたるホールや最高峰の室内楽シリーズに定期的に招かれている。22年からシューベルト生誕225年に焦点を当てたプログラムを展開。またJ-G.ケラスやS.ヨルム、A.グロスと共演し、ほかにもJ-F.ヌーブルジェから贈られた記念の新曲をヨーロッパ各地で演奏する。録音も活発で、ミラーレ・レーベルからこれまで12枚のCDをリリース、数々の賞を受賞している。20年にはシューベルトの弦楽四重奏曲全15曲、そして同年にリリースした『シューベルト:八重奏曲』は国際的に高い評価を得た。

 

©Marco Borggreve

 

ベンジャミン・グローヴナー(ピアノ)

グローヴナーは、高度なヴィルトゥオジティ、深い楽曲理解による演奏によって注目を集めている。近来の英国では最も重要なピアニストであり、欧米ではスター・ピアニストとしての地位を確立。英国内の主要オーケストラはもとより、シャイー、ナガノ、ロト、サロネン、スラットキンら著名な指揮者のもと、ボストン響、シカゴ響、フランス国立管などと共演。リサイタルもウィグモアホールなどロンドンの主要ホールやパリのシャンゼリゼ劇場、NYのカーネギーホールなどで定期的に演奏している。2020/21年シーズンにはラジオ・フランスでのアーティスト・イン・レジデンスを務めた。録音では11年にデッカ・クラシックスと契約、英国の音楽家としては史上最年少、英国のピアニストとしては約60年ぶりの契約となった。ショパンのピアノ協奏曲を収録したアルバムはグラモフォン賞とディアパゾン金賞を受賞。リストのソナタを中心とした最新アルバムはショク賞を受賞するなど各誌で絶賛されている。

©Jérome-Bonnet

 

平田オリザ(作・演出)

劇作家・演出家。芸術文化観光専門職大学学長。劇団「青年団」主宰。こまばアゴラ劇場・江原河畔劇場芸術総監督。

1962年東京生まれ。95年『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞、2003年日韓合同公演『その河をこえて、五月』で第2回朝日舞台芸術賞グランプリ、06年モンブラン国際文化賞、19年『日本文学盛衰史』で第22回鶴屋南北戯曲賞を受賞。11年フランス文化通信省より芸術文化勲章シュヴァリエ受勲。オペラ作品では、03年『班女』、16年ハンブルグ州立歌劇場初演『Stilles Meer 海、静かな海』、17年『二人静』(いずれも作曲:細川俊夫)の作・演出をつとめる。

 

 

 

渡辺香奈(俳優/青年団)

千葉県出身。1994年に青山円形劇場プロデュース公演『転校生』(作・演出:平田オリザ)出演を経て、95年に青年団入団。『火宅か修羅か』『南へ』『銀河鉄道の夜』など平田作品の劇団公演や国内外ツアーに多数参加。高山植物園、サンプルに客演のほか、映画『東京マリーゴールド』(市川準監督)、『天然コケッコー』(山下敦弘監督)に出演。

 

 

 

 

 

井上三奈子(俳優/青年団)

大阪府出身。大阪芸術大学在学中に出演した『月の岬』(作:松田正隆/演出:平田オリザ)公演を経て、2003年に青年団入団。平田作品の劇団公演や国際共同企画ではヨーロッパを中心とした各国でのツアーに多数参加。10年より世界初のアンドロイド演劇『さようなら』に出演するジェミノイドFの声と動きを担当。映画『東京人間喜劇』『さようなら』など、深田晃司監督作品にも出演。20年より兵庫県豊岡市の江原河畔劇場に活動拠点を移し、地域のアウトリーチや子ども達を対象とした公演にも取り組んでいる。

 

 

 

大竹 直(俳優/青年団)

群馬県出身。多摩美術大学で清水邦夫に師事、文学座演劇研究所を経て、2003年に青年団入団。平田オリザ作品の劇団公演や国際共同企画ではヨーロッパを中心とした各国でのツアーに多数参加。東京デスロック、演劇/微熱少年に客演のほか、映画『ほとりの朔子』『本気のしるし』(以上、深田晃司監督)、NHK大河ドラマ『青天を衝け』(平岡準役)、NHKよるドラ『伝説のお母さん』に出演。出身地の邑楽町での町民対象ワークショップなど、地域活動にも取り組んでいる。

プログラム

武満徹:妖精の距離

ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調 
ショーソン:ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲 ニ長調 作品21

 ※ショーソンの作品は、演劇「庄司紗矢香 音楽と言葉の旅『ふるさと』」(作・演出:平田オリザ)とともに演奏。

庄司紗矢香、平田オリザからのメッセージ

■庄司紗矢香

 

モディリアーニ弦楽四重奏団とは、今まで様々な音楽祭で共演したり招いていただいたりしてきましたので、いつの日か日本でも共演できたら良いなと思っていたのですが、ようやく実現することとなりました。ピアニストはモディリアーニ弦楽四重奏団の信頼するグローヴナー氏に白羽の矢が立ちました。

そして、今回、ご縁があって平田オリザ氏にコラボレーションしていただくことになりましたが、平田氏にはショーソンのコンチェルトからインスパイアされるものをご自由に書いてくださいとお願いしました。これから話し合いを重ねて仕上げていく予定ですが、単に演奏会直前にくっつけるのではなく、共作のプロセスができれば興味深いと思いました。現代を生きる他ジャンルのアーティストの視点は、我々「伝統芸能」をやっている演奏家の想像力や常識を遥かに越すことが常で、演奏家、観客の皆様と共に、今日における芸術の意義を柔軟に考え、新たな発見、想像力の触発、あるいは芸術的な衝突や爆発、を経験できる機会を持てることを期待しています。

神奈川県立音楽堂で演奏するのは、2016年以来となりますが、皆様とお会いできるのを楽しみにしております。

 

■平田オリザ

 

庄司紗矢香さんと「何かできないか?」というお話があり、庄司さんの暮らすフランスと、私の住む兵庫県豊岡市を挟んで何度かのやりとりがあり、ショーソンの『ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲』の楽章ごとに言葉を挟むという枠組みが出来たのは、もう一年以上前のことだったと思う。

引き受けてはみたものの、自分の中でなかなかアイデアがまとまらない。当該の楽曲はもとより、庄司さんの様々な演奏を夢に出るくらいに繰り返し聞いて昨年の秋と冬を過ごした。

欧州で、彼の地の劇場からオペラや演劇の執筆依頼が来た際、「向こうの観客に併せて書いているのですか?」という質問をよく受ける。

人間だから意識はする。だが、何年か仕事を続けるうちに、意識しすぎても仕方がないと考えるようになった。欧州にあまたいる作家の中で、わざわざ私に何かを依頼するということは、日本人の私にしか書けないものを期待しているわけで、だったら好きに書かせてもらおうと開き直るようになった。

今回も少し似たところがある。世界の庄司紗矢香を意識しないわけにはいかないけれど、美しい言葉を並べるだけならば、もっと適した人がいるだろう。そう考えてからは比較的すらすらと言葉が並んだ。

初めての試みなので、いったいどんな化学反応が起こるのか、まったく予測が出来ない。刺激的な旅が始まろうとしている。

チケット

当日券
18:00より販売開始予定

全席指定・税込
 一般 6,000円
 U24(24歳以下)3,000円(枚数限定)

 ※シルバー、高校生以下は予定枚数終了のため、当日券の発売はございません。

開演2時間前まで前売り券をご購入いただけます。是非ご利用ください!
当日券は、前売り券販売終了後、残席がある場合のみ販売いたします。
チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2023/4/22(土) ~2023/5/5(金・祝)

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2023/5/6(土)

チケット料金

全席指定・税込

 一般 6,000円

 シルバー(65歳以上)5,500円【予定枚数終了】

 U24(24歳以下)3,000円 

 高校生以下 無料【予定枚数終了】

 

*未就学児の入場はご遠慮ください。

*U24、高校生以下、車椅子(付添)はチケットかながわのみで取扱い。

 無料券も含め、枚数限定、要事前予約。引き取り方法により手数料がかかります。 

*営利目的の転売禁止。

無料シャトルバス・託児サービス

開場・開演に合わせてJR桜木町駅から無料シャトルバス運行

予約不要・運賃無料でJR桜木町駅前バスターミナルからシャトルバスを運行します。

乗り場はこちらをご覧ください。公演によって運行時間が異なります。

本公演の桜木町駅発車時間:➀18:05 ➁18:15 ③18:30 ④18:45


託児サービスあり (有料・公演1週間前までに要事前予約)

 【お問い合わせ・申込先】株式会社明日香 TEL 0120-165-115(土日祝日を除く10:00~17:00)

 予約フォーム→ https://ws.formzu.net/dist/S73871289/