14:30~ 奉納演奏「神迎え」 彩 愛玲(ハープ)
15:00~ 珊瑚ガムラン曼荼羅 パラグナ・グループ(ガムラン) リアント(舞踊) 川島未耒(舞踊)
16:00~ 喜界島シマ唄ライブ 川畑さおり(喜界島シマ唄)
17:00~ 能楽「俊寛」から 清水寛二(銕仙会)
17:30~ 珊瑚ガムラン曼荼羅
19:00~ 奉納演奏「神送り」 彩 愛玲(ハープ)
※上演時間は前後する場合がございます。
サンゴ礁の隆起によって生まれた喜界島は、島全体がサンゴのかたまりです。その喜界島から採取されたサンゴの骨格から発生した音響がサウンドインスタレーションとして音楽堂のホワイエ全体に広がります。そのホワイエの一角に置かれた「フムラー」とよばれるサンゴの石を神座に見立て、ハープによる奉納演奏に始まり、ジャワ舞踊をともなうサンゴ音響とガムラン演奏による《珊瑚ガムラン曼荼羅》(藤枝守作曲)、喜界島に因んだ能楽「俊寛」の一節による謡、喜界島のシマ歌などの多彩な演目が、神楽仕立てのなかで展開していきます。喜界島のサンゴの骨格のなかに封印された音響に耳をかたむけながら、謡やシマ歌の声、そして、ガムランの響きや舞を通じて、サンゴの「いのち」にめざめるひとときとなるでしょう。
藤枝守(作曲家)
出 演
藤枝守(構成・作曲)Mamoru Fujieda, Direction&Composition
パラグナ・グループ(ガムラン)PARAGUNA, Gamelan
リアント(ジャワ舞踊)Rianto, Javanese Dance
川島未耒(ジャワ舞踊)Mirai Kawashima, Javanese Dance
川畑さおり(喜界島シマ唄)Saori Kawabata, Sima Uta(Kikaijima Island Folk Song)
清水寛二(銕仙会)Kanji Shimizu, Tessen-kai
彩 愛玲(ハープ)Sai Ai Ling, Harp
プロフィール
藤枝守(作曲家)
作曲を湯浅譲二やモートン・フェルドマンらに師事。植物の電位変化データによる《植物文様》を展開。著書に『[増補]響きの考古学』(平凡社ライブラリー)やamazon電子書籍『孤高の響き』(字像舎)など。TZADIKからの3枚のアルバムのほかに《ルネサンスの植物文様》や《ガムラン曼荼羅》、《枯野:植物文様ソングブック》など多数。現代神楽「甕の音なひ」などの舞台作品も手がける。現在、喜界島サンゴ礁科学研究所を拠点にサンゴ音響によるアートプロジェクトを展開。九州大学名誉教授。Ph.D. in Music (University of California, San Diego) 。