(c)Marie Staggat

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第22回神奈川国際芸術フェスティバル

モディリアーニ弦楽四重奏団

  • 日時 2015/11/21(土)15:00 開演(14:30 開場)
  • 会場 ホール
  • KAme
    先行
    2015/6/28(日)
  • 一般発売 2015/7/5(日)

心が震えるような感動を生み出すモディリアーニ弦楽四重奏団の演奏

偉大な画家、モディリアーニの名前を冠したこのカルテットは、モディリアーニの絵がすぐに画家の名がわかる個性に彩られていることから命名された。その名の示す通り、彼らの演奏も非常に独創的で斬新である。

モディリアーニ弦楽四重奏団は、以前フランスのラジオ番組「音盤批評トリビューン」の名前を隠して録音を聴きくらべる放送で、最終的にアルバン・ベルク四重奏団とハイドンの弦楽四重奏曲「日の出」で絶対盤として引き分けた。弦楽器4本の見事なまでの一体感が、この名誉ある結果を生んだのである。弦楽四重奏曲は作曲家が魂を込めて書いた作品ばかり。彼らはそこに新たなる魂を吹き込み、心が震えるような感動を生み出す。

伊熊よし子(音楽評論家)

 

 

モディリアーニ弦楽四重奏団の演奏(YouTube)

 

伊熊よし子さんのブログ
http://blog.yoshikoikuma.jp/?eid=231891
http://blog.yoshikoikuma.jp/?eid=200021

YAMAHAのホームページ 「音楽ライター記事」
http://www.yamaha.co.jp/ongakukiji/news.php?no=15302


【謹告:チェロ奏者の変更について】
出演を予定しておりましたチェロ奏者、フランソワ・キエフェルは、交通事故により左肩の肩甲骨を骨折し、止むなく来日が不可能となりました。代わりに、イザイ四重奏団の元メンバーであるマルク・コッペイが出演いたします。

キエフェルの出演を楽しみにお待ちいただいているお客様には誠に申し訳ございません。どうぞ事情をご理解いただき、コッペイが加わるモディリアーニ弦楽四重奏団の演奏にご期待いただければ幸いです。
 

*今回の日本ツアーについて ― モディリアーニ弦楽四重奏団からのメッセージ
弦楽四重奏団にとって、メンバーが一時的とはいえ欠けてしまう状況は、常に困難を伴います――4名は、同じ掌でつながった指のように不可分なのですから。

それでも、チェロのフランソワ・キエフェルが肩を怪我した際、私たちは経験を積んだプロフェッショナルな楽団として、その事実に向き合う必要がありました。当然、モディリアーニ弦楽四重奏団を信頼してくださっている全ての聴衆の皆さまが第一に考慮されるべきであり、年内に予定されている全ての大事な公演をキャンセルすることなど、私たちには考えられませんでした。 

私たちにとって、日本ツアーは大変重要です。そのため、国際的な名声を誇るフランス出身の名チェリスト、マルク・コッペイに、フランソワの代役としてこのツアーで演奏して欲しいとお願いしました。

私たちは、この日本ツアーが大きな成功を収めると確信しています。さらに、今回の状況をポジティヴなものに変えたいと願っています。新しい、しかし非常に経験ゆたかな“メンバー”であるマルクと共に演奏することが、モディリアーニ弦楽四重奏団にとって新たなインスピレーションの源になると固く信じています。

このたびお届けするレパートリーには、傑作が並んでいます。弦楽四重奏を愛し、このジャンルのために創作に力を尽くし、このジャンルに極めて深い感情を注いだ作曲家たちの作品を集めました。

偉大な“音楽の国”日本を再び訪れ、聴衆の皆さまと充実した音楽の時を共有できることは、私たちにとってこの上ない喜びです!

敬愛を込めて
モディリアーニ弦楽四重奏団


Losing a member even temporarily is always a very difficult experience for a string quartet. Indeed we are like the fingers of a same hand: inseparable. 
But when our cellist Francois broke is shoulder we had to face the situation as an experienced and professional group. Canceling all the very important concerts we have until the end of the year was simply unthinkable because all the presenters and audience which trust our quartet deserve to be respected. 
The tour in Japan matters a lot to us and that's why we have asked the great and internationally renowned French cellist Marc COPPEY to replace Francois and join us on stage for this tour. 
We have no doubt whatsoever that this tour is going to be a great success. Indeed we want to turn this situation into a positive thing and we strongly believe that playing with a new but very experienced colleague such as Marc is going to be a source of new inspiration for the group.
The repertoire we are presenting is great work, pieces written by composers which love string quartet, composed a lot for this genre and put their deepest feelings in it. 
It is going to be our greatest pleasure to come back to Japan, this great country for music, and to share great musical moments with the audience!
With our warm and respectful regards,
                                           The Modigliani Quartet


*マルク・コッペイのプロフィールは下記のプロフィールをご覧ください。

フィリップ・ベルナール(ヴァイオリン) Philippe Bernhard, violin ロイック・リョー(ヴァイオリン) Loic Rio, violin ローラン・マルフェング(ヴィオラ) Laurent Marfaing, viola マルク・コッペイ(チェロ) Marc Coppey, celloモーツァルト:弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 K.421 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第1番 ハ長調 op.49  * * * ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番 へ短調「セリオーソ」op.95 *上記曲目に変更となりました(2015.05.27)。 <新たなプログラムについて> モーツァルトの弦楽四重奏曲第15番 K.421は、彼の作品の中で最も有名なものの一つと言えるかもしれません。ニ短調という調性はモーツァルトにとって極めて重要で、彼は限られた作品にしかそれを使用していません。しかしながら、そのどれもが傑作揃いなのです。例えば、ピアノ協奏曲第20番 K.466や「ドン・ジョヴァンニ」「レクイエム」などが挙げられます。 ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第1番は、彼の書いた15の弦楽四重奏曲の中でも他の作品と異なる形で書かれており、「春」というタイトルを用いて、続く作品群に比べると悲劇性や強烈さが控えられています。ショスタコーヴィチは、この作品を書いた時に自身の子供時代の情景から着想を得たと話しています。 当初の予定通り、ベートーヴェンの“セリオーソ”もお届けしたいと思います。彼の作曲期において中期に書かれたコンパクトな作品ですが、彼の書いた弦楽四重奏の中で最も劇的な作品と言えるかもしれません。 モディリアーニ弦楽四重奏団 *曲目・曲順は変更になる場合があります。モディリアーニ弦楽四重奏団  2003年に4人の親友たちによって結成、今年で12年目を迎える。世界の名だたるホールで活躍を重ねており、ウィグモア・ホール、カーネギーホール、シャンゼリゼ劇場、シテ・ド・ラ・ムジーク、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ウィーン楽友協会、ザルツブルク・モーツァルテウム、チューリヒ・トーン・ハレ、フェニーチェ劇場のほか、ルツェルン、シュヴェツィンゲン、ラインガウ、キッシンゲンの夏、シューベルティアーデなどの音楽祭などに招かれている。  2015/16年シーズンの主な活動としては、ウィグモアホール、カーネギーホール、シャンゼリゼ劇場、シテ・ド・ラ・ムジーク、コンセルトヘボウなどを再び訪れ、また秋には日本のほかにオーストラリア、アメリカでのツアーを行う予定である。 2014年エヴィアン国際音楽祭の音楽監督に就任。2000年までロストロポーヴィチが率い、そののち開催が途絶えていたこの音楽祭にエヴィアン・リゾートとの協力で新たな生命を吹き込み、初年度となった2014年は継続的発展を予感させる大成功を収めた。  2008年よりミラーレ・レーベルとのレコーディングを開始、これまでにリリースされた6つのCDはいずれも各国で高評を得ている。  わずか結成1年後の2004年、アイントホーフェン(オランダ)のフリッツ・フィリップス弦楽四重奏コンクールに優勝。続く2005年にはフィレンツェのヴィットリオ・リムボッティ国際弦楽四重奏コンクール優勝、2006年にはニューヨークのヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションで優勝した。イザイ四重奏団、W.レヴィン、G.クルタークのもとで学んだ他、ベルリン芸術大学にてアルテミス弦楽四重奏団の指導を受けた。  企業や個人のサポートによりイタリアの名器を与えられ、ベルナールは1780年製G.B.ガダニーニ、リョーは1734年製ガリアーノ、マルフェングは1660年製マリアーニ、キエフェルは1706年ゴフリラー「ヴァールブルク」を使用している。 公式HP: http://www.modiglianiquartet.com/ マルク・コッペイ(チェロ)  フランスのチェロ奏者マルク・コッペイは、18歳でJ.S.バッハ国際コンクールにおいて優勝、及び最も優れたバッハ解釈に送られる特別賞のダブル受賞でその輝かしいキャリアをスタートさせた。ユーディ・メニューインによってその才能を発見され、ヴィクトリア・ポストニコワとのピアノ・トリオという形でパリ、そしてモスクワでのデビューを飾る。同コンサートはブルーノ・モンサンジョンがドキュメンタリー映像化し、話題となった。1989年には、ロストロポーヴィチによってエヴィアン国際音楽祭に招聘された。(同音楽祭は、現在モディリアーニ弦楽四重奏団が音楽監督を務めている)  これまでにソリストとして、デ・ブルゴス、ギルバート、インバル、クリヴィヌ、佐渡らの指揮者と世界中で共演している。ロンドンのウィグモアホール、ベルリンのコンツェルトハウス、パリのサル・プレイエル、シャンゼリゼ劇場、シテ・ドゥ・ラ・ミュジク、ダブリンのナショナル・コンサートホール、プラハのルドルフィヌム、ブダペストのリスト音楽院ホール、カペラ・サンクトペテルブルク、東京のカザルスホール、ニューヨークのメトロポリタン美術館など、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの主要なコンサートホールを訪れている。  また、ラジオ・フランス&モンペリエ、ストラスブール、ブザンソン、ラ・ロック・ダンテロン、モンテカルロ「芸術の春」、ナントのラ・フォル・ジュルネ、シュトゥットガルト、クフモなど世界各地の音楽祭に定期的に呼ばれている。  室内楽奏者として、ピリス、アンゲリッチ、コバセヴィッチ、ベロフ、デュメイ、ムローヴァ、コセ、シュタルケル、ラングラメ、メイエ、パユなどの素晴らしい奏者たち、そしてプラジャーク・クヮルテット、ターリヒ四重奏団らと共演。1995年から2000年にかけて、イザイ弦楽四重奏団のメンバーとして世界中の主要ホールで演奏する。  デッカ、ハルモニア・ムンディなどのレーベルから数多くのCDをリリースし、フランスの権威ある音楽雑誌「ディアパソン」からは「金のディアパソン」賞を、「ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジク」誌からは最高賞を受けている。  ソロ奏者、そして室内楽奏者としてのキャリアに加え、現在パリの国立高等音楽院で教鞭を執るほか、世界中でマスタークラスを行っている。コルマール国際音楽祭の芸術監督を務めている。 フランスのストラスブール生まれ。パリ国立高等音楽院で学んだ後に米インディアナ大学にて学ぶ。使用楽器は1711年製ゴフリラー。パリ在住。

チケット

当日券
当日券は、14時から、一般4,000円、学生(24歳以下)3,000円を販売いたします。
皆さまのご来場を、お待ちしております。
チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2015/6/28(日) ~2015/7/4(土)

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2015/7/5(日)

チケット料金
全席指定 一般4,000円  シルバー(65歳以上)3,500円<売切>  学生(24歳以下)3,000円 *未就学児の入場はお断りいたします。