茂山千三郎

一噌幸弘

神田佳子

音楽堂ニューイヤー・コンサート「日本の音でお正月!」 

  • 日時 2016/1/16(土) 15:00 開演
  • 会場 ホール
  • KAme
    先行
    2015/9/19(土)
  • 一般発売 2015/9/22(火・休)

お正月を、「伝統の音」とともに楽しもうという特別企画の第三弾!

申年の幕開けにふさわしく、山の賢者で、山神の使い…信仰の対象としても馴染み深い動物「申(猿)」にちなんだ演目をご用意しました。
演者が猿の面を付け、猿のしぐさをし、挨拶や褒め言葉などの決まり文句も「キャーキャー」という《猿語》で演じられる狂言「猿聟(さるむこ)」。
聖徳太子が馬上で笛を吹いたとき、一匹の老猿(実は信貴の山神)が現れて笛の音に合わせて舞ったというお話を舞にした舞楽「蘇莫者(そまくしゃ)」。
この二演目をひとつの公演でご覧になれるめったにないチャンスです。
それだけではありません。老僧の目を盗んで逢引していた若い僧と娘が、老僧に見つけられて…という狂言「お茶の水」の台詞を、二胡、笛、打楽器の音楽に置き換えるという趣向の新作や、お正月の定番「春の海」(宮城道雄作曲)を、中国の二胡と日本の箏による特別ヴァージョンでお楽しみいただくなど、ユニークな「ご馳走」ぞろい。各ジャンルの名手たちの妙技をご堪能ください。
演目の解説はもちろんのこと、お客様もごいっしょに「お猿になろう!」狂言体験コーナーも交え、和やかに進行いたします。

楽しうなるこそめでたけれ。
音楽堂で、どうぞめでたい新春をお迎えください!

 

 

茂山あきら、茂山千三郎、茂山宗彦、茂山逸平、茂山童司ほか(狂言) 一噌幸弘(能管) 姜建華(ジャン・ジェンホワ 二胡) 神田佳子(打楽器) 西陽子(箏) 東京楽所(舞楽) 狂言『猿聟(さるむこ)』 サイレント狂言『お茶の水』 宮城道雄作曲『春の海』(二胡と箏による特別ヴァージョン) 舞楽『蘇莫者(そまくしゃ)』、『長慶子(ちょうげいし)』 *演目は変更になる場合があります茂山千三郎 (しげやま せんざぶろう) 狂言 大蔵流狂言師、茂山千五郎家四世千作の三男として生まれ、3歳で初舞台。 1980年より千五郎らの「花形狂言会」に加わり活動。2000年には茂山正邦、茂、宗彦、逸平、童司と共に「TOPPA!」主催(05年解散)。狂言師として、明快な語り口、柔軟な表現力には定評がある。国内外での公演活動のほか、新作狂言の脚本、他ジャンルの新旧芸術との交流も試み、演出家としても活躍。12年に演出した堺シティオペラ、團伊玖磨作曲歌劇「ちゃんちき」で同年度三菱UFJ信託音楽賞 奨励賞受賞。15年第33回京都府文化賞功労賞受賞。 一噌幸弘 (いっそう ゆきひろ) 能管 能楽一噌流笛方。9歳の初舞台以降数々の能舞台をつとめる一方、篠笛・田楽笛・リコーダー・つの笛などを演奏し国内外の様々なアーティストと共演。能楽古典を源流としたオリジナル曲はあらゆるジャンルの壁を突き破った可能性豊かな表現として世界中から注目、海外公演に多数出演。NHK「紅白歌合戦」テレビ朝日「題名のない音楽会」等出演。2011年第24回音楽賞クラシック部門コンサート・パフォーマンス受賞。日本文化藝術財団第二回創造する伝統賞受賞。重要無形文化財総合指定保持者。 姜 建華 (ジャン・ジェンホワ) 二胡 上海生まれ。叔父から二胡を学び、13歳からヨーロッパ・アメリカなど海外で活動を開始。小澤征爾が中国訪問の際、姜建華の演奏する“二泉映月”に感動し、1978年タングルウッド音楽祭、ボストン響、サンフランシスコ響、89年ベルリン・フィルの定期公演にソリストとして招き、多くの賞賛を得た。天才的なテクニックと哀調を帯びた音色が絶賛され、ジャンルにとらわれず幅広い活動を展開している。現在、北京中央音楽学院の教授を務める。 神田佳子(かんだ よしこ) 打楽器 横浜生まれ。東京芸術大学打楽器専攻卒業、同大学院修了。ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習会に参加し、奨学生賞を受賞。これまでに高橋悠治プロデュ-スの伝統楽器グループ「糸」や、一柳慧率いるアンサンブルのメンバーとして正倉院復元楽器の演奏を行う他、ジャズミュージシャンとの共演等、現代音楽を軸に、時代やジャンルを超えた打楽器演奏の可能性にアプローチしている。Ensemble Contemporary α、東京現音計画のメンバー。 西 陽子 (にし ようこ) 箏 4歳より生田流箏曲の手ほどきを受け、12歳より沢井忠夫・沢井一恵の両氏に師事。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。平成5年度文化庁芸術研修員に選出。93年、東京でのソロデビューリサイタル以来、日欧米で活躍する。2010年からコロンビア大学客員研究員としてニューヨークで演奏・創作活動を行う。新作初演、古代の復元楽器の演奏、オーケストラとの共演、他分野の邦楽家や美術家・舞踊家・作家・詩人とのコラボレーション、ワークショップ等、活動は多岐にわたる。最近では、音楽による国際交流と地方(和歌山)における地域に密着した活動の両極から、筝の演奏・創作・教授活動を新しいかたちで発信し、世界や社会と近く深くつながっていける音楽活動を展開している。 東京楽所(とうきょうがくそ) 舞楽 1970年代宮内庁楽部楽師によって結成された紫絃会を前身として、78年、宮内庁式部職楽部のメンバーを主体に累代の楽人に併せて、民間の優秀な雅楽奏者も含めて創立。芸術音楽としての雅楽演奏を目的として結成された、現在わが国最大規模の高い芸術性を有する雅楽団体である。 83年、外務省の招請により文化使節としてヨーロッパ各地で公演、86年、エジプト・カイロ公演、87年、米国において日本伝統使節団に参加など世界的な活動を展開している。十数枚のCDを制作し、雅楽の普及にも努めている。

チケット

当日券
当日券あります。14時~販売します。
全席指定 一般4,500円 学生(24歳以下)2,000円
チケット発売日

KAme先行(かながわメンバーズWEB先行販売): 2015/9/19(土) ~2015/9/21(月・祝)

かながわメンバーズ入会はこちら

一般:2015/9/22(火・休)

チケット料金
全席指定 一般4,500円  特別ペア券おふたりで8,000円<売切>  学生(24歳以下)2,000円 *未就学児の入場はお断りいたします。
主催 神奈川県立音楽堂