子どものための公開リハーサル(5月27日)に来てださり、ありがとうございました。
みなさんがくださった質問にお答えします!
【オーケストラの楽器について】
・それぞれの楽器はどれくらいの数がありますか。(11歳)
→大きく分けると「弦楽器」「金管楽器」「木管楽器」「打楽器」の4つのグループに分かれていて、楽器の種類はだいたい25種類以上あります!
【オーケストラ団員・演奏家について】
・どこでどのくらい練習していますか。(14歳)
→人それぞれですが、1日1時間から6時間くらいの間です。
・いつから練習していますか。(8歳)
→楽器によって、人によって練習を始める年齢は違っています。
ヴァイオリンは3歳か4歳、管楽器と打楽器は学校の部活で始める人が多いです。
・どうやってオーケストラ団員になるのですか。(8歳)
→楽器が上手なことはとても大事なことです。ですが、一緒に演奏をする仲間として楽しく演奏をするために、礼儀正しいか、挨拶ができるか、など日常の生活態度もとても大事です。そのようなことを「オーディション」という試験で審査されて、その試験に合格した人がオーケストラの団員になれます。
・ソロを決める時はどうやって決めているんですか(13歳)
→協奏曲のときのように、オーケストラの前で演奏する人のことを「ソリスト」と呼んでいます。今回のコンサートでは、最初に演奏する曲が決まり、その後にソリストが選ばれました。
・指揮者はすべての楽器を演奏できるんですか。(11歳)
→指揮者は楽器の経験者が多いですが、すべての楽器を演奏できる指揮者にはまだ出会ったことはありません。しかし、良いと言われる指揮者は楽器の演奏方法や特徴を、演奏者と同じくらいかそれよりよく知っていることがあります。なお、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督である指揮者の沼尻竜典さんは、ピアノの演奏がとても上手です。
・どうしてこんなに上手なの。(6歳)
→演奏を聴いてくれるお客様のために、毎日楽器の練習をしているからです!
・腕を振っている人のすごく近くで弾いていたバイオリンみたいな楽器はなんていう名前の楽器ですか。(7歳)
→指揮者の近くで立って弾いていた方のことで間違い無いのであれば、その楽器はヴァイオリンです。
休憩後に聴いた曲は「協奏曲」という音楽で、今回はヴァイオリンの独奏者(ソリスト)の演奏を中心にして創られた音楽でした。
・テレビに出る時と普段の演奏は違いますか。(大人)
→リバーサルオーケストラに出演をした時には、ドラマの映像のために演奏をするので、コンサートで演奏するときとは、音の出し方が違うことがあります。
・ホールによって演奏を変える時はありますか。(大人)
→ホールによって、音の響き方が全然違うので、演奏者は「このホールではこの演奏の仕方」と、音の出し方、耳の使い方を変えています。
【楽器演奏について】
・トロンボーンを演奏しています。フレーズが長く吹けるようにするためには、どのような練習をすればよいでしょうか。いつも音が途中で途切れてしまいます。(13歳)
→音を長く伸ばすためには、ロングトーンの練習がとても大事です。
毎日継続することが、一番大事です。
・短2度のハーモニーを曲として聞いてもらえるようにするにはどのようにすればよいですか。(14歳)
→短2度は不協和音に聞こえるのですが、意味を持った音に感じてもらうためにはハモっていない2つの音の音程の間が、吹いている間に変わらないようにするとよいかもしれません。
・音を合わせるためにどのような練習をしているのですか。(中学生)
→個人では正しい音程で音を出せる練習をすること、アンサンブルでは、自分の音と他人の音を合わせるために耳を使って音を作る練習が大事です。
・とてもきれいな音色でした。ホルンか金管の方に質問です。ホルンをやっているのですが、音色をよくするにはどうしたらよいですか。できれば具体的にお願いします。(中学生)
→褒めていただいて嬉しいです!ここで具体的にお伝えするのはとても難しいのですが、あえてお伝えするならば「音色が良い」と言われる方は、「良い音色」のイメージを自分で持っています。なぜ自分がきれいな音色と感じたのか、もう一度考えてみて自分にあてはめたら、良い音色を出すための具体的な練習方法が思いつくかもしれません。
次は7月8日!
ホールで待っています!